今年で結婚して11年目になるようですが、年末年始はほぼ旦那の実家(栃木)で過ごしています。
そして、年々無思考のまま元旦を過ごすようになっています。
家ではテレビを観ることが極めて珍しい東京大山家ですが、栃木大山家では2台のテレビが付けっ放し。お邪魔している身分なので、そのルールに寄せて行くしかありません(笑)!
なので、一年で一番テレビを観るのが年末年始…という塩梅になります。
12/31にはメイフェザーと那須川天心を知り、高田延彦の脳内はどんな成分で出来てるのだろう…と疑問を感じました。
昨夜は、格付け(これが元日の唯一の楽しみw)と東西のお笑いバトル。
思考を停止したアチキは、目に映るものだけに集中します。
人によっては記憶を奪われる聖なる水を摂取し、おせちなるものを咀嚼し、トイレに行く。基本的にはこのルーティーンです。
【人生は選択の連続だ】とは使い古された言葉ですが、真理。
トイレに行き、紙をクルクルしていたら気になりました。
私はずーっとダブル派なのですが、栃木大山家はシングル。
お義母さんがシングルを選ぶのには、どんな理由があるのだろう…。
元日にこんなくだらない質問をして「新年一発目の質問がソレかーーーい!」と思われ、せっかく10年かけて築き上げてきたアチキのエレガントさを疑われるといけないので、敢えて2019年2日目の朝に問うてみました。
「お義母さん、質問です。トイレットペーパーはシングルを選ばれているのですが、何か特別な理由がおありですか?」
するとお義母さんは記憶を手繰るように遠くを見つめながら、話しだしました。
「私もね……ずっとダブル派だったの……。」
気がつくと右手には丸氷の浮かんだ年代物のウィスキーが…。
カラカラという氷とグラスのぶつかる音だけが、食卓に響き渡ります。
固唾を飲んで見守る旦那。
「今はシングル派よ。」
「当然だけど、ダブルを選んだ方が肌への感触が豊かだと思っていたの。でも違った。違ったの!」
聞けば、数年前に製紙工場に行った際に詳しい説明を受けたそうで、より肌へのふんわり感を望むならばシングルを何度もクルクルした方がリッチな感触を得られるし、紙の使用量も少ない、との事でした。
安堵とも感嘆とも言えぬ空気が流れました。
最後にお義母さんは大きく息を吸って「あかねさん!!!」
ピタリと合う視線。まるで心の奥底を見透かされるようで、じっとりした手を握りました。
「あかねさん、忘れないで。トイレットペーパーには、裏と表がある事を。表が表面。わかる?」
表が表面と言うことは、内巻きに巻きとらないと裏側が臀部に当たることになる。
そんなことになったら大変だ!
アチキは慎重に確認しました。
『お義母さん。と言うことは、志村けんの伝統芸である“変なおじさん”の腕の回し方と“逆”の方向にトイレットペーパーを巻き取るのですね?』
食い気味にお義母さんは一言。
【そんです!】
昨日は「宇都宮城址公園」で夕陽をみようかと出かけましたが、何故か閉鎖されていて目前で断念!
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