昨夜帰宅する前に馴染みの店に寄った。
しばらくすると、1人のアメリカ人がやってきた。
彼は明日一時帰国し、2〜3週間後に日本に戻ってくるから何かお土産を持ってくるよ…という内容を店主に伝えているのだが、店主は英語がカラキシで、お客さん(うちの街では博識と言われているおじさん)に通訳を頼んだ。
マイケルは「ケンタッキー州はバーボンが有名だから、お店に置いて皆んなで楽しめるように、何か買ってくるね」と言っているのだが、おじさんは「ケンタッキーと言えばチキンでしょ?だからフライドチキンを買ってくるってさ!」と店主に伝えている。
マイケルの真心がズタズタにされた瞬間だった。
ちなみに、あまり日本語が出来ないマイケルでも流石に誤訳されてるとわかり「ノーチキン!」と訴えていた(笑)!
しばらくマイケルと話していたら、彼の夢を聞かされた。自分の手で時計を作る事だそうで、13年くらい勉強しているそうだ。
その材料として、日本にしかない技術の◯◯◯を使って作りたくて、その勉強を特にしているそうだ。
その◯◯◯がどうしても「トミーヒューグナ」にしか聞こえない。
「トミーヒューグナ」でググっても当然ながらヒットしない。
で、スペルを書いてもらったら「玉鋼」だった。
玉鋼(日本刀を作るには欠かせない製鉄の技法)を作れる職人さんは、日本でもたった3人しかいないそうだ。
「わからないことは聞く」
物を知らないアチキが生きていく術だ。
これを心がけていないと、恐らく「マイケルはトムフォードみたいな時計が作りたいんだな」と勘違いしながら会話を進める事になっただろう。
知ったかぶりって危険ね!というお話でした〜。bye❤️
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