地球散歩

現役添乗員による旅にマツワル☆ブログ

『 それでも花を飾る 』

皆さまおはようございます😃

 

昨日、4月のツアーも全滅したという連絡を受け、ベッドの中で「無」になっていた大山です。

 

「まだ3月が始まったばかりじゃないか…。」

 

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先ほど、昆布たっぷりの浅漬けを仕込みました。

 

《昔話が始まります》

 

19歳で上京し、悪い不動産屋に足元を見られ内見も出来ない部屋に住むことになりました。

高校3年間で貯めたお金を全部支払い「我が城」となった港区芝浦の4畳半の部屋からは、ただ堂々とした東京タワーが見えました。

 

一文無しのアチキは、とにかくアルバイト三昧。

日雇いのスーパーの試食販売のアルバイトをする事が多かったですね。

一度、テレアポのバイトに行ったら電車が遅延し5分遅刻。遅延証明書を差し出すも「遅れる人間はいらない」と無情な言葉をかけられて、仕事をさせてもらえませんでした。

朝の9時に池袋で呆然とする19歳のアチキは「お金貰えなかったのに交通費がかかってたまるもんか!」と、池袋から芝浦の自宅まで歩き始めました。

携帯電話すらなかった25年前の事ですから、見知らぬ街で地図もなく歩く事は「旅」以外のなにものでもありませんでした。

正直に言って、今でも覚えているくらいですから…楽しかったのです。

 

Google MAPによると池袋から芝浦までは12kmで2時間半くらいで歩けるようですが、その時は4時間ほど歩いて恵比寿に着いたことを覚えています。

「サボ」という木靴で歩いてしまったので、ひどい靴擦れを起こして悔しさと共に山手線に乗りました。

 

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勉強ばっかりも疲れちゃう(それ程してないくせによく言うわw)ので、久しぶりに娯楽小説を読もうかな🎶

 

しばらくして、劇団に入り稽古と舞台のサンドイッチの日々に突入。

13時から21時くらいまで稽古して、その後22時から翌朝8時くらいまで新宿のワシントンホテルでアルバイトをしていました。

 

当時、どうしても拘っている事がありました。

それは、食事の回数を削ってでも「部屋に一輪の花を飾る」事でした。

理由は思い出せないのですが、冷蔵庫にはジンとウォッカとバーボンを切らす事なく…そして一輪の花。

 

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今週中に「ワイン」についてのお話しが出来る様になろう!と少し勉強中。

 

何が言いたいかといえば【貧乏には慣れている】んですよ。

貧乏の楽しみ方を知っている、って感じかな?

 

貧乏には慣れているのですが、ここまで「何もできない自分」を感じたのは本当に久しぶりです。

 

流行とも言える言葉ですが「生産性のない人間」になる事は、耐えがたい事です。

 

25年前には見知らぬ土地であった東京ですが、四半世紀をかけて沢山の人と知り合ってきました。

 

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ほんの2週間前の「世界のワインを飲まん会」の写真ですが、環境は一変しました。

絶対に年内にもう一回開催してやる〜〜〜‼️

その時は、皆さん来てね〜🎶

 

《唐突に昔話は終わりのようです》

 

そうそう!

3/22にやりたいな〜、と思っている「桜で一献」ですが数人の手が上がって来ましたよ〜。

ただの花見です(笑)!

アチキがおつまみを拵えて、場所取りをしますよ☺️

参加希望の方はchikyusanpo2016@gmail.comまでお知らせ下さいね。

 

話が猛烈にそれましたが、そんな生産性のなさに嫌気がさして昨日から居酒屋さんでアルバイトを始めました。

もう、1ヶ月以上も全く働いてなかったのでとても新鮮でした。

 

お店は代々木上原の串カツ「民屋」です。

「THE☆居酒屋」ですよ〜。串カツやラーメンがとても美味しいです。

そして、お財布にと〜っても優しいお店ですのでお時間ある方はいらして下さいね❤️

今日も19時から働きます☺️

 

昨日、憂鬱なベッドから「民屋」の社長にメッセージを送りました。

 

「バイトさせてもらえませんか?」

 

そのメッセージの3時間後には「いらっしゃいまっせ〜〜〜🎶」と声を出していました。

 

「ありがたい」

 

10年以上ぶりの飲食店勤務を楽しみます。

 

そして、いつツアーが復活するか全くわかりませんが私は花を飾り続けます。

 

例え一輪だとしても…。

 

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