地球散歩

現役添乗員による旅にマツワル☆ブログ

『フィンランド〜自由の意味を考えた旅〜』

皆さんこんにちは。

 

今回はオーロラハンティングでラップランドのサーリセルカに3泊と最後にヘルシンキに1泊してきました。

 

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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港もリニューアルされ、更に「ムーミン押し」されていましたw

 

秋のサーリセルカはオフシーズンでとても静かでした。

部屋にサウナのある部屋に泊まり、森と遊び、オーロラも2回見れました。

 

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シナモンロールのようなオーロラ


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ぬいぐるみで撮影を楽しんだり、、、


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こちらは部屋のベランダから見えたオーロラ


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バスを走らせていたらトナカイさんが横断してたり、、、


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Santas Hotel Tunturiの温もりある色合いの部屋

 

ただ、今回書きたいのはヘルシンキなんです(笑)!

 

フィンランド建国100年の記念公式事業として2018年に新たに誕生したOodi(オーディ)図書館に行ってきました。

 

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近代的な全景


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曲線の美しさが際立っているエントランス


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木とガラスで構成され、内部の構造は橋のアーチを利用しているそうです。

 

ここは2019年に「世界最高の図書館」に選ばれています。

 

中に入ってみて、心から納得しましたのでお伝えします。


予算の2/3がヘルシンキ市、残りを国が援助して

出来た夢の図書館!!!

 


この図書館を作るにあたり、市民へアンケートを行ったそうです。

 


〜あなたはどんな図書館が欲しいですか?〜

 


・飲食を可能にして欲しい

→2ヶ所のカフェがある

→臭いの出ないものなら何処でも飲食可能

 

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日替わりランチもあるようです。

 


・静かなのが常識だが集える場所も欲しい

→キッチンスタジオがある(有料)

→編み物教室なども出来る

→チェス版や囲碁もある

 

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いつか出来るようになりたいな〜


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3時間400ユーロで借りられるキッチンスタジオ


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ガラスの外にはベランダがあり、そこにも椅子やテーブルがありました。


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この楽器を借りて、隣にスタジオがあるので練習出来ます。


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イベントなどある時に大きなポスターなど作れるプリンター。

 


他にも、3Dプリンターやレンタルミシン、楽器のレンタルに音楽スタジオ、最新ゲーム機器ルーム、広々とした子供の遊び場もありました。

 


とにかく、考えられる限りの自由さがそこにはあった。

 


建物は3階建になっており、1階は最新本や人気の本が置かれ、通勤前後にさっと返却など出来るようになっています。

チェス版が置かれたテーブルも8つほどありました。

2階は個室ブースや大きなポスターを作る機械や3Dプリンターやミシン、ゲームや楽器等があり、作業を目的とするフロア。

そして3階がいわゆる図書館だ。

 

18の言語の本が約10万冊も納められているが、本棚は3段までの誰でも取りやすい高さで、通路も車椅子が通れるほど広いので、実に機能的で美しい空間になっている。

天井は少しでもナチュラルな光が入るように工夫され、様々な座りやすい椅子と子供がのびのびと遊べるスペースもあり、側面は全面ガラス張りで国会議事堂が眺められる。

 


観光客として、ほんの小一時間滞在しただけだが、強烈な憧れを抱いた。

 


生活における自由とは、、、

自由を知っている魂とは、、、

望みがかなう悦びとは、、、

 


10回以上は訪れている国なのに、今回のフィンランドの旅はいつになく、身体と心に沁みるものとなった。

 


森を歩き、小川の水を飲み、小鳥たちに触れ、フィンランド国民が愛する森とも仲良くなれた気がする。

 

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四十雀かな???


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雪帽子が可愛かった。


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フィンランドの秋といえば、きのこです!


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お魚屋さんのサーモンスープも美味しかった!

 

そんな想いを留めておきたくて、ククサを買いました。

ククサは白樺のコブで作るフィンランドを代表する工芸品のコップです。

 


ウルホ・ケッコネン国立公園のハイキングガイドの言葉が耳に残る。

 


僕たちはハイキングの時に水は持っていかないんだ。綺麗な水が森にはあるからね。

それを、このククサで飲むのさ!

 


わたしも次回は是非。

 

今、成田から自宅へ向かうバスの中でこの文章を書いているが、既に懐かしく再び訪れる事を願っている。

 

来週はトルコに飛びます🇹🇷